少子化対策で重要な育児相談。秋田で広がる「ネウボラ」

少子化対策で重要な育児相談。秋田で広がる「ネウボラ」

高橋慶彦 2017年1月10日 秋田県 妊娠〜育児で大切な心のケア少子化対策というと、待機児童の問題、経済的な問題などがニュースでも大きく取り上げられるが、子育てをするお母さんの心のケアの問題もある。「ネウボラ」という相談窓口を設ける自治体が、秋田県で増えている。秋田県は、少子高齢化が全国最速で進む地域と言われている。「人口減対策、秋田の進む未来」という記事でもお伝えした通り、秋田県の高齢化率(総人口に占める満65歳以上の方の割合)は、全国一の34.6%。少子化や若者の流出が、その大きな要因となっている。男性がどんなに様々なサポートをしても、妊娠から出産、育児に至るあらゆるシーンで、肉体的にも精神的にも女性の負担が圧倒的に大きい。妊娠から出産、育児の中で、お母さんは様々な悩みやストレスを抱える。もちろん、旦那さんや親や友達にも相談できるが、親しい中だからこそ、素直に話しにくいこともあるだろう。そんな時は、気兼ねなく相談できる第三者の存在が求められる。秋田県内の自治体で、妊娠から出産、子育てのあらゆる悩みをワンストップで受け付ける「ネウボラ」という窓口の開設が広が