秋田のローカル鉄道、外国人団体旅行者1万人突破

秋田のローカル鉄道、外国人団体旅行者1万人突破

高橋慶彦 2017年1月30日 秋田県 2020年に向けて、日本各地でインバウンド誘客の動きが加速している。日本政府も、「日本版DMO」を重要な存在として位置付けている。問題は、地域が一丸となって、データと戦略に基づいた「観光地域づくり」を行えるかどうかだ。まずは、現時点での外国人旅行客について調査・分析する必要がある。秋田県北秋田市の鷹巣駅から、仙北市の角館駅の間を走る、秋田内陸線。地域の足として活躍してきた路線も、秋田県内における急速な人口減少の影響で利用者が減少。その一方で、内陸線を利用する外国人団体旅行者の数は増え続け、ついに1万人を突破した。13年度は6000人台、15年度は8000人台に。16年度は1万2000人程度となる見込みだという。内訳は台湾が最多で、韓国、香港、中国、タイなどが続く□出典:毎日新聞アジアの外国人観光客にとっては、この時期の「冬景色」が大きな魅力となっている。「雪」は、インバウンド誘客を考える上で大切な地域資源になりえる。秋田県北秋田市に位置する標高1,454.2mの森吉山。内陸線旅行の目玉の1つとして、日本三大樹氷にも数えられ