人口減対策、秋田の進む未来

人口減対策、秋田の進む未来

高橋慶彦 2017年1月4日 秋田県 全国最速で進む、少子高齢化昨年末、秋田県にとって非常に厳しいニュースが報じられた。厚生労働省が2016年12月5日に発表した、2015年の人口動態統計(確定数)によると、秋田県は、出生率や婚姻率、死亡率、自然増減と、死因別死亡率の悪性新生物(がん)、脳血管疾患、自殺率で、全国最悪となった。□出典:J-CASTニュース平成28年7月1日時点で、秋田県の高齢化率(総人口に占める満65歳以上の方の割合)は34.6%。これは、全国一の高齢化率となっている。無断転載禁止この状況を受けて、秋田県は2017年度に「人口減対策に特化した専門部署」を新設する。現在、複数の部署に分散している「人口問題対策・子育て支援・雇用労働政策」などの機能を1つの部に集約し、少子高齢化対策に取り組む。部設置条例の改正案を県議会定例会(2月議会)に提出する方針だ。現状は、非常に厳しい。県人口は今年夏、100万人割れが予想される。佐竹敬久知事は昨年12月の県議会定例会の総括審査で「職業紹介や結婚、奨学金の支援など一連の流れを同じ部署で扱った方がスムーズになる」と