【背景】
水産加工の事業を再開するにも、東日本大震災後の失った販路・商圏の回復が困難な状況にある。事業を継続させるには、ただ震災前の状態に戻すのではなく、多様な人を巻き込み、新しいマーケットを開拓する商品開発と販路開拓が必要であると痛感し、4社で気仙沼水産食品事業協同組合を設立した。
気仙沼では、山からの栄養分が川によって海に運ばれ、リアス式海岸の深い入り江に蓄えられ、さらに海の栄養分とあいまって豊かな海を育んでいる。
気仙沼水産食品事業協同組合で行っている商品開発のコンセプトは、こうした環境でとれ