創業120年の老舗である、気仙沼市八日町のマルト齊藤茶舗。津波で二階部分まで浸水し、一度は全壊に近い状態でした。そして、仙台でアーティストとして活動していた息子の斉藤道有さんは、15年ぶりに気仙沼に戻った直後に震災に会いました。気仙沼高校の進路指導役を務めながら現在もアート活動を続けている道有さんにお話をお伺いしました。【マルト齊藤茶舗・齊藤道有】―アーティストとして、どのようなお仕事をされているんですか。「今ない仕事」や「10年後に名前のつく仕事」をイメージしているんですよ。今欠けていたり、もしくは10