震災から5年。被災体験を語りはじめる人が今、少しずつ増えてきた〜被災者の心の復興に寄り添いながら、ビジターに開かれたまちをめざす〜
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みちのく仕事
今や、地方創生の最前線を走っていると言っても過言ではない東北。新しいうねりを見せている地域の一つに石巻市があります。 今回は、石巻でカーシェアリングを通して、「コミュニティ再生」に挑んでいる、 一般社団法人日本カーシェアリング協会代表理事の吉澤 武彦さんにお話を伺いました。コミュニティ再生は、人と人の問題だからこそ難しい、でも生活を支える大きな課題。被災地でのカーシェアリングの導入には、現場を仕切ることではなく、「サポートする姿勢であることが大事」だと言います。その理由は何なのでしょうか。 吉澤さんは宮城県石巻市で、カーシェアリングを通して、住民同士が助け合う地域コミュニティを生み出す活動をしています。でも、巷で話題のカーシェアリングとは少し違います。●吉澤 武彦さん(一般社団法人日本カーシェアリング協会代表理事)立命館大学政策学科を卒業後、6年間広告代理店に勤務。退社後、本格的に社会活動に従事し始め、平和や環境に関する様々なプロジェクトに取り組む。震災後、一般社団法人日本カーシェアリング協会を設立し石巻で取り組みを続ける。吉澤:震災後、僕は福島に入って、皆さんを疎開させる活動をしていました。震災か