震災から5年。被災体験を語りはじめる人が今、少しずつ増えてきた〜被災者の心の復興に寄り添いながら、ビジターに開かれたまちをめざす〜

震災から5年。被災体験を語りはじめる人が今、少しずつ増えてきた〜被災者の心の復興に寄り添いながら、ビジターに開かれたまちをめざす〜

宮城県石巻市。東北第二の都市であり、東日本大震災では市の面積の13%が浸水し、莫大な被害を受けた。現在、被災した中心市街地では、コワーキングスペース、古い建物のリノベーション事業、カフェやベーカリー、居酒屋やレストラン、古着や雑貨店など、若者たちを中心に、クリエイティブなまちづくりが進んでいる。その一方で、今も仮設住宅で暮らす人がいる。被災直後から、被災経験者、ボランティア、ビジターの声を聞きながら、石巻で活動を続ける「NPOぐるぐる応援団」を取材した。そこで聞けたのは、「機能していない仮設住宅なんて言わせたくない」、「当時の記憶を、やっとの思いで語り始めた人たちがいる」、「語り継ぐだけじゃ世界を変えられない。命を大事に生きることも伝えたい」。この5年間、真剣に被災経験者に寄り添い続けてきた人たちの思いだった。ぐるぐる応援団右腕募集ページ●被災経験者の心に寄り添い、ビジター(訪問者)と地元の方の交流拠点をつくるディレクター募集!/TOHOKUおらほナビ(石巻市)中津山仮設住宅の集会所での七夕飾り作りの様子。色柄を決めているところ石巻の夏の風物詩、7月末の「川開き祭り」が目前に迫り、ある仮設住宅の集会所では、七