酒をしぼった瞬間に生まれた「使命感」

酒をしぼった瞬間に生まれた「使命感」

気仙沼でお酒をつくりつづけて100年。男山本店では、今日も酒造りが続いている。津波は本社を飲み込み、蔵の数メートル手前まで迫ったが、貯蔵タンクなどに被害はありませんでした。年の暮れに、蔵の上にある事務所でお話をお伺いしました。【株式会社男山本店・菅原昭彦】 ―今はどのような時期なのですか。2011年産の新しい米を仕込む時期です。普段は11月から始めて、2〜3月末まで酒をつくり続けますが、今は新年を迎える前の最盛期といったところですかね。正月になると休みを取って、正月明けからは一番良いクラスの酒造りに取りか