第二創業、3000万円以上のスピーカーを山形から世界へ売る

第二創業、3000万円以上のスピーカーを山形から世界へ売る

高橋慶彦 2017年1月28日 山形県 ※画像はイメージ地方から世界へ勝負する、高付加価値企業日本の地方には、圧倒的な高付加価値商品を提供し、世界の顧客へ商品を展開している企業がいくつかある。山形県にある「メガネのスズキ」もその1つだ。□画面キャプチャ:GIPラボラトリー山形県上山市に本社を置く「メガネのスズキ」は、「GIPラボラトリー」というブランド名で高級スピーカーを製造販売し、世界中にファンを持つ企業だ。メガネのスズキは、元々は名前の通りメガネ・宝石販売が主力事業であった。2002年、家業のメガネ店を継いだ鈴木伸一社長が、高級スピーカーメーカーに業態転換した。当時世界最高峰で復元が不可能とされた米ウエスタン・エレクトリック社のスピーカー・ユニットの完全復刻に着手、約5年をかけて開発に成功したのである。□出典:ジェトロそれをベースに現在は、オリジナルのスピーカー・ユニットおよびスピーカー・システムも製造・販売している。このような第二創業を実現できた背景として、後継者である鈴木社長の経歴が挙げられる。鈴木社長は、音楽大学出身の元指揮者で、クラシック音楽の解説や