地域の農を守る、宮城・鳴子の米プロジェクト

地域の農を守る、宮城・鳴子の米プロジェクト

MACHI LOG-宮城 2016年7月17日 宮城県 作り手と支え手で守る、地域の農。お米の低価格化、大規模農業への政策転換、農家の高齢化と担い手不足など、様々な要因が重なり、自発的に販路を開拓できない「お米を主としている農家さん」は非常に厳しい状況に置かれています。宮城県大崎市鳴子(なるこ)温泉地域の山間部に位置する、鬼首(おにこうべ)地区も例外ではありませんでした。□画面キャプチャ:鳴子の米プロジェクト宮城・鳴子温泉地域の鬼首地区の農業は、その地形と気候のため、小規模農家によるお米・野菜・畜産などの複合経営で成立していました。米価の低価格と米づくりの大規模化政策により、多くの中山間地農業と同様に、鬼首地区でも生業としての農業を「あきらめる」農家が増えていきました。それに伴って遊休地・耕作放棄地も増え、鳴子温泉の景観も荒廃するという危機にありました。□出典:鳴子の米プロジェクト 農の衰退によって、観光産業にも影響が出るという危機的な状況を受け、地域の人々が動きました。