助け合うこと。見守ること。コミュニティを再生するカーシェアリングの力。
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みちのく仕事
仙台市太白区茂庭台にある「子どもの村東北」。 ここは、震災孤児を始めとしたさまざまな理由で実の親と暮らせない子どもたちを児童相談所を通じて預かり、育てる場所です。 子どもの村の敷地内には2016年1月現在、3棟の戸建てがあり、3組の家族がそこで暮らしています。今回は子どもの村東北のスタッフである菅原さんに村を案内していただきながら、子どもの村についての様々なお話を伺ってきました。そもそも、子どもの村とはいつ、どこで生まれたものなのでしょうか。その歴史は、1949年のオーストリアまで遡ります。第2次世界大戦が終了した当時、オーストリアには多くの戦争孤児が残され、社会問題となっていました。 その状況に、当時医学生だったヘルマン・グマイナーという青年は「子どもたちがそれぞれの家庭を持たない限り問題の解決はない」と考えました。グマイナーは「すべての子どもに愛ある家庭を」をスローガンに、1949年、オーストリアのイムストへ世界最初の子どもの村(正式名称:SOS子どもの村)を創設しました。 以降、戦争や災害など、各国が抱える社会状況を背景に、世界各地に子どもの村は広がり続けています。 2015年現在、世界有数のNGOへと