八流の滝は幅約10m、落差約6mの滝です。網ノ輪滝とも呼ばれ、宇津峰を源とする塩田川と小倉川とが合流した下流にあり、磨いた砥石のような岸壁から川の水が八条に分かれて流れ落ちることから、この名前がついたと言われています。松尾芭蕉が奥の細道の旅で小作田からこの地を訪れたと伝えられ、江戸時代の俳人市原多代女は「眼に散りて向かひかねけり滝の月」の句を残しています。この先の細い山道を北へ上りつめると須賀川・塩田間の道路になり、この道を横切って大渋沢に通じる十字路を「芭蕉の辻」と呼びます。周辺には網ノ輪古墳群があり、