約 17,000 キロメートルの距離を越えて、南三陸町とチリは友好関係を深めてきた。そのきっかけは1960 年5月 24 日未明に、遠い遠い海の向こうから押し寄せて来たチリ地震津波だった。旧志津川町内だけで、41名が犠牲となり、312戸の家屋が流失、倒壊 653 戸、半壊 364 戸、浸水 566 戸の壊滅的な被害を受けた。この津波の記憶を未来に伝えようと、30 年後の 1990 年に国鳥コンドルの碑がチリから贈られ、1991 年には南三陸町がふるさと創生事業の一環としてチリ人彫刻家に依頼して創ったイース