小さな村の小さなカフェは “器好き” にはたまらない天国だった「Cafe嵐が丘」

小さな村の小さなカフェは “器好き” にはたまらない天国だった「Cafe嵐が丘」

葛尾村。「かつらおむら」と読みます。福島県民でも正確に場所を言える人は少ないかもしれません。 阿武隈(あぶくま)山地の中ほどにあり、夏は涼しく、夜は満点の星が広がる、自然豊かな村。大震災後の全村避難を経て、1500人だった人口は現在190人ほどになり、復興むらづくりの真っ只中です。 そんな小さな村の、そのまた奥に、「え、こんなところに?」というすてきなカフェを発見しました。   丘の上の隠れ家カフェ このお店、宣伝を一切していません。ホームページもありません。「え、こんなところに?」というロケーションも含めて、ぜんぶがまさに「隠れ家」的です。   が、立地的にはまったく隠れてません。丘の上です。その名も「Cafe 嵐が丘」。神奈川県から移住してきたご夫婦が2016年3月に開いたお店です。   店名は、エミリー・ブロンテのあの有名な小説からとったそう。その名の通り、冬場の風は強いですが、周囲にはこの景観が広がっています。   老舗の喫茶店系から外資のおしゃれカフェ系まで、大手のコーヒーチェーンが日本全国の街角を制覇している昨今。いつものロゴマークが入ったカップで、いつものラテを飲むのもいいですが、