福島に住む人の声をタップにのせて届けたい。プロタップダンサー 中山 貴踏

福島に住む人の声をタップにのせて届けたい。プロタップダンサー 中山 貴踏

東北の中でも有数の商業都市であり、「東北のウィーン」や「音楽都市 “楽都” 」と呼ばれるほど音楽活動が活発な街が福島県の郡山市。今ここで “福島TAP” というタップダンスの新たなカルチャーが生まれようとしています。 その中心人物がプロタップダンサー 中山 貴踏さん。そもそも中山さんとの出会いはSNSで中山さんから突然のメッセージをいただいたことからはじまり、近々開催するという公演にお邪魔することに。 タップダンスをはじめて見る筆者にとって、その公演はあまりにも衝撃的だったのを鮮明に覚えています。なぜなら、タップダンスと言えば軽快に音を鳴らして踊る愉快な印象ですが、中山さんのタップダンスはそんなイメージとは真逆で見ているこっちが手に汗握るほど激しかった。 まるで共演者と言葉を交わすかのように、時には競い合い、時には楽しみを分かち合う、そんないい意味での裏切りが中山さんに興味を抱いたのがきっかけでした。 中山 貴踏 福島県郡山市出身。2006年、青山円形劇場6DAYS公演「Tappers Riot」をきっかけに熊谷 和徳主宰 KAZ TOP COMPANY “Tappers Riot” のオリジナルメ