長井庄の地頭大江時広が暦仁元年(1238)に創築したと伝わる。康暦2年(1380)伊達宗遠が大江氏(長井氏)を滅ぼして奪い、晴宗のとき天文17年(1548)本拠と定め、政宗のとき天正19年(1591)陸奥岩出山城に移る。そのあとに蒲生氏郷の部将蒲生郷安が入城、ついで慶長3年(1598)上杉景勝の部将直江兼続、のち上杉景勝が入城して上杉氏の居城となり、歴代在城して明治維新を迎えた。明治6年(1873)城郭は破却され、翌年公園として市民に開放され現在に至る。現在は堀と石垣が残っているだけであるが、その内側には