中村城跡

中村城跡

付近は801(延暦20)年から豪族の居館のあった場所といわれ、1611(慶長16)年に相馬氏がそれまでの中村氏の居館跡に本格的な城郭の整備を行った。馬陵城とも呼ばれ、以後明治まで260年間相馬中村藩の本拠地であった。戊辰戦争後、建物はすべて解体され、現在では大手門(復元)と堀、石垣土塁を残すだけだが、樹木が多く起伏に富んだ城跡は馬陵公園と呼ばれ市民に親しまれている。旧郭内には中村神社があり、本丸跡には相馬神社がある。