宝徳寺

宝徳寺

明治20年春、啄木誕生の1年後、父石川一禎は、日戸村の常光寺から渋民村の宝徳寺へ栄進しました。その時、石川家の子供は、姉のサダ、トラ、妹のミツの3人姉妹と一人息子の一(はじめ:啄木)の4人でした。明治38年1月、父一禎は住職を罷免され、一家は渋民村を去りました。万年山宝徳寺は、万治元年1658年に開基され、村内一の檀家を擁しています。啄木は、この寺に幼少時代を送りました。寺はその後改築されました。かつて啄木が愛した部屋は、当時のまま保存しています。裏庭には白蘋の池がありますが、中学時代に用いた号白蘋はこれ