本宮と新宮の2社がある。本宮は1280余年前の養老2年に元正天王の勅令を奉じ鎮守府将軍大野東人が、蝦夷降伏の祈願所として紀州本宮村の熊野権現を勧請したものである。一方、新宮は約680余年前の正和2年に陸奥の守護職葛西清信が奥7郡いわゆる磐井・江刺・胆沢・気仙・本吉・登米・牡鹿の鎮守として、紀州新宮村から熊野神宮の神霊を勧請したものだ。東北三大荒祭の一つといわれる室根神社特別大祭が旧暦閏年の翌年に開催される。
指定なし
東北物語