久保田城跡

久保田城跡

常陸水戸から秋田に転封された佐竹義宣が慶長8年(1603)に着工し翌年完成した。天守閣も石垣もない城であるが,佐竹氏が累代在城して明治維新を迎えた。城の建物は明治13年(1880)まで存続したが火災で失われた。◎佐竹義宣(1570-1633)常陸太田生れ。初代久保田藩主。慶長7年常陸54万石から秋田20万石に転封,湊城に入る。父義重は六郷に居る。翌年久保田神明山に築城,新城下町を経営。