角館のシダレザクラ・ソメイヨシノ

角館のシダレザクラ・ソメイヨシノ

武家屋敷の黒板塀に映え、見事な景観を醸し出す枝垂れ桜。その歴史は古く、今からおよそ320年前の藩政時代にさかのぼりる。角館佐竹家の二代目、義明の妻がお輿入れの際に京都三条西家から持ってきた嫁入り道具の中にあった3本の桜の苗木。それが元になり長い年月を受け継がれ、今日まで残る「角館の枝垂れ桜」になったと伝えられている。現在450本ほどある枝垂れ桜の中で、162本が国の天然記念物に指定されている。実は桜には「シダレザクラ」という品種はない。「エドヒガンザクラ」がしだれになったもの、つまり、本来上に向かうはずの