角館の勝楽町が「勝楽村」だった頃、薬師如来をまつる村の鎮守があり、峰の薬師さんと呼ばれていました。角館城主、戸沢能登守が眼病にかかり祈願したところ治癒したことで、城内に薬師さんの礼拝所を建てて祈願すると諸願が成就したので、成就院薬師堂(じょうじゅいんやくしどう)と呼ばれるようになりました。その後、諸人の祈願所として信仰されてきましたが、明治維新の神仏分離で真言宗の別社として維持継続されることとなり、薬師の祭典はそのまま角館のお祭りとなりました。千年以上も角館の人々を守ってきたお薬師さんを、町民は9月8日を