木津屋本店

木津屋本店

この建物は,棟札(むなふだ)より1834年(天保5年)に建築されたことがわかっており,松材を主に用いた土蔵造りの商家店舗兼住宅です。この付近は惣門(そうもん)といわれ,江戸時代は城下町の南の玄関口として,奥州道中(おうしゅうどうちゅう)(街道)沿いに盛岡の代表的な商人が店を構え,蔵が建ち並び,活気のある様相を呈していました。この建物は,その当時の商家の面影を残す数少ない町家(まちや)の一つであり,現在も会社の事務所として使用されています。  建物は,二方向が道路に接しており,南側道路に店舗が,西側道路には