計,施工共に不明である。 明治19年盛岡監獄移転建築用の煉瓦及び囚人使役によって新築落成したと言い伝えられているが,裏付け資料は不詳である。 半地下階,1階,2階の煉瓦組積造3階建てで,屋根裏部屋を有する。 外壁は砂漆喰塗仕上げ,屋根はほぼ正方形の寄棟日本瓦葺,屋根に2個所のドーマー窓のある比較的シンプルなヨーロッパ民家風の建物といったところが当初の外観である。 内部は,1階床2階床小屋組と木造であり,壁は漆喰塗,腰壁は板張,天井は木製透かし彫りの装飾があり,各室に暖炉を配して一部には当時の輸入品