すっぽりと雑木林に抱かれて,光太郎が独居自炊の暮らしを送った山荘。太田の山口山の南麓にある。昭和20年から27年までの7年間,自耕自炊しながら創作活動を続けたわずか25平方m(7.5坪)の粗末な建物で,板の間に囲炉裏が切られ,自在鉤が黒く光っている。里人の奉仕によって完成したものであり,現在,山荘は套屋で被われ,昔のままの姿で保存されている。
指定なし
東北物語