綱取断層

綱取断層

JR北上線岩沢駅北東、和賀川中流の石羽根ダムの人造湖北岸に位置する高さ50余メートルの断崖で、新生代新第三紀(千数百万年前)に形成されたものです。砂岩や凝灰岩からなる傾斜した地層の露呈している所から、俗に「断層」と称しています。  和賀川の侵食や風化によって削り取られ、露出した地層は縞模様のきれいで、またイワシやクジラの化石骨片が発見され、日本列島の誕生が興味深くうかがえます。また、山ツツジや紅葉が湖に映る頃が最も美しいと言われています。