多聞院伊澤家住宅

多聞院伊澤家住宅

久那斗神社の別当(僧職の一つ)家。多聞院伊澤家はもともと里に住み着いた羽黒派の修験者で、悪霊や人に降りかかる災いを除き、人々の安穏を守る修験者として、里人らも期待される存在でした。  建物は間口10間半奥行き5間の木造平屋建てで、寄棟造りの茅葺屋根です。内部は座敷・道場・中間・常住・寝室・庭・台所・厩などからなります。母屋の後方にある久那斗神社里宮には、十一面観音が祀ってあります。  平成2年に国の重要文化財に指定されました。