北東北3県の宮大工の技が光る!「十和田ホテル」本館は国登録有形文化財

北東北3県の宮大工の技が光る!「十和田ホテル」本館は国登録有形文化財

十和田湖は秋田県と青森県にまたがる湖で、奥入瀬渓流と共に十和田八幡平国立公園を代表する観光スポットです。この湖畔西側(秋田県側)にある「十和田ホテル」本館は、北東北3県の宮大工が技を競い合って作り上げられたといわれ、70年以上経った今でもその木造建築の美しさには、目を見張るものがあります。森に囲まれた静かな湖畔の宿「十和田ホテル」の本館で、歴史を感じる穏やかな休日を過ごしてみませんか。「十和田ホテル」は、昭和15年に開催予定であった東京オリンピックを前に、外国人観光客のために政府の要請で建てられたホテルです。その後、東京オリンピックは戦争の影響で幻となりましたが、「十和田ホテル」は昭和13年に完成、昭和14年にオープンしました。この歴史ある「十和田ホテル」の本館は、天然秋田杉を使った木造3階建てで、「秋田杉の館」と呼ばれることもあります。外壁に杉の半丸太を縦方向に張りつめているのが特徴です。まずはぜひホテルの外側からその木造建築の技術をじっくりとご覧ください。様々な工夫が施されたその木の佇まいは、文化財的価値も高いといわれています。「十和田ホテル」の本館から放たれる独特の輝きを目にすると、建築から70年以上経