大自然の息吹を感じる迫力の地熱地帯・秋田県「後生掛自然研究路」

大自然の息吹を感じる迫力の地熱地帯・秋田県「後生掛自然研究路」

後生掛温泉といえば、秋田県の秘湯として有名だが、旅館のすぐ横から1周約2キロの「後生掛自然研究路」という遊歩道が整備されていることをご存じだろうか?このわずか2キロのコース内には、泥とともに温泉がわき出ている「マッドポット」が多数存在し、そのマッドポットの集合体ともいえる大湯沼、マッドポットの親分のような泥火山など、様々な見どころが点在する。「後生掛自然研究路」の入口は、後生掛温泉旅館の駐車場のすぐ横にある。路線バス又は自家用車で後生掛温泉まで来れば散策が可能だ。路線バスは基本的に土・日曜日のみの運行で冬季は運休となる。なお、冬季は、後生掛自然研究路も閉鎖となるのでご注意を。遊歩道の入口から、しばらく歩くともうもうと湯気が立ち上る岩山が見えてくる。ここからはみどころの連続である。まずは、少々急な階段だが、岩山の上まで登って行く。岩山の上から見下ろしたのがこちらの風景だ。小さな温泉の池が2つある。これこそが、「後生掛」の地名の由来となった「オナメ・モトメ」である。オナメとは本妻、モトメとは妾のことである。地元に伝わる伝説をご紹介しよう。『昔、この地で牛方をしていた若者が重い病に倒れた。この時、巡礼でこの地を訪れ