エクステンド常設展示「太宰治と今官一」 えくすてんどじょうせつてんじ「だざいおさむとこんかんいち」


						エクステンド常設展示「太宰治と今官一」
						えくすてんどじょうせつてんじ「だざいおさむとこんかんいち」

市町村:青森市  昭和5年、東京帝国大学への進学を果たし上京した太宰治を、今官一は上野駅で出迎えました。昭和8年、官一は古谷綱武らとともに創刊した同人誌「海豹」に、無名の太宰を推薦、名作「魚服記」「思ひ出」が世に出ることとなったのです。昭和11年、パビナール中毒の悪化で強制入院させられる数日前、太宰が書いた官一への手紙には、「君を信じ、敬ふ」と記されていました。二人は、敬愛してやまない葛西善蔵の碑を津軽に建てる約束をしますが、昭和23年に太宰はこの世を去ります。命日の六月十九日は、官一の提唱により「桜桃忌」と名付けられました。 生涯にわたり互いを畏友として認め合った太宰治と今官一の交流をたどる展示です。