かかしと温泉の町にある小さな名城!山形「上山城」

かかしと温泉の町にある小さな名城!山形「上山城」

「全国かかし祭り」と「かみのやま温泉」で有名な山形県上山市。この町のシンボルであり、歴史を伝える場所として「上山城」があります。上山城は、趣向を凝らした展示物があるほか、展望台から眺める景色が美しいと評判。隣接する「かかし茶屋」で食べるご当地グルメも絶品です。上山城まで続く道では、かかしの町ならではの光景や、温泉街ならではの足湯スポットも。周辺施設もあわせて歴史散策を楽しみましょう。上山城は、戦国時代の1535年に武衛義忠が築いたといわれています。また、当時は伊達家や上杉家との戦いに火花を散らす舞台にもなったと言い伝えられています。その後、城下町の整備も進み、その美しさから「羽州の名城」と称えられるようになりました。ところが1692年、江戸幕府の命令によって上山城は取り壊されることに。堀跡や石垣の一部が当時の様子を伝えるだけになってしまいます。その後、290年の時を経て、上山城は復活を遂げることになりました。そして二の丸跡地に、模擬天守となる現在の上山城が再建されたのです。上山城の中は、3つの大きな展示室を中心とした大きな郷土資料館になっています。蔵王の大自然の霊威のもとで修行する「蔵王修験」を体感しながら歩