かつては湖の底だった。秋田県大潟村の桜並木・菜の花ロード11キロ

かつては湖の底だった。秋田県大潟村の桜並木・菜の花ロード11キロ

昭和30年代まで湖の底だった場所に、桜と菜の花のどこまでも続く道があります。秋田県大潟村の菜の花ロードは、ちょうど桜の開花にあわせて訪ねれば、二つの花のドラマチックなコラボレーションをドライブで楽しむことも。詳しい場所や駐車場などの情報も併せて、この大潟村の春の絶景をご紹介。首都圏や西日本の桜が散ってからでも間に合いますよ!日本で一番面積の広い湖と言えば滋賀県の琵琶湖ですが、かつて二番目に広い湖が秋田県にあったことをご存知でしょうか。220平方キロメートルの面積を持つ非常に浅い湖沼であった八郎潟は、昭和30年代にそのほとんどを干拓され、農地として開拓されていきました。なまはげで有名な男鹿半島の付け根には寒風山という標高355mの見晴らしの良い山がありますが、そこから東の方向を見下ろすと、川の向こうに区画された農地と一部残された八郎潟調整池などを臨むことができます。この川向こうの土地は、もともとはまるまる湖の底であった場所なのです。(写真は大潟村を取り巻く水路の一つ)これからご紹介する桜並木と菜の花ロードのある大潟村は、この干拓地がそのまま一つの村になった珍しい自治体。昭和39年に大潟村が発足した当時の村民は、