秋田県
トラベルjp<たびねす>
横手のかまくらといえば、400年以上の昔から続く、日本の冬を代表する伝統行事。雪の夜の幻想的な雰囲気の中、町のいたるところで、まるで昔話に出てくるような懐かしい情景が繰り広げられます。けれども横手かまくらの楽しみ方は夜だけではありません。そこで今回は、かまくらの魅力はもちろんのこと、同時に楽しめるさまざまな伝統行事やイベント、昼間の過ごし方などをたっぷりご紹介します。かまくらは、毎年2月15〜16日に行われる横手の小正月の伝統的な行事。横手では、かまくらの中にまつられた水神様にお賽銭を上げて、家内安全・商売繁盛・五穀豊穣などを祈願するという風習があり、それがこのかまくらの原型です。暖かそうな橙色の明かりを灯したかまくらが、雪の中にポツンポツンと並び、袢纏を来た子供たちが「はいってたんせー(はいってください)」と呼びかけ、その中であたたかい甘酒やお餅を振舞ってくれる…。まるで昔話に出てくるような情景が今も続くのがこの横手のかまくらなのです。初めての方は、まずは横手の中心部にある「かまくら館」を訪れてみるといいでしょう。ここでは映像やパネルで横手かまくらについて学ぶことができるのと同時に、マイナス10℃に保たれた