子供だけでつくられた会津藩の組織「什」。組織を律した「掟」と「制裁」

子供だけでつくられた会津藩の組織「什」。組織を律した「掟」と「制裁」

まちづくりGIFT 2016年11月26日 福島県 現在の福島県にあたる会津藩。会津藩には、子供でありながら組織を形成し核となる「掟」をもつ子供だけの集団がありました。子供だけの組織とはどのようなものだったのか!? 彼らについてまとめてみました。会津藩にあったのは、同じ町に住む6歳から9歳までの藩士の子供たちが10人前後でつくる「什 (じゅう)」という集まり。この什では年長者がリーダーとなる座長をつとめており、さらには彼らの中だけの「掟」も存在していました。形成される什に応じて多少の差はあったものの、什には「什の掟」という絶対に守るべき掟が存在していました。・年長者 (としうえのひと) の言うことに背いてはならない ・年長者にはお辞儀をしなければならない ・うそを言ってはならない ・卑怯な振る舞いをしてはいけない ・弱いものをいじめてはならない ・戸外でものを食べてはいけない ・戸外で婦人 (女性) と言葉を交えてはいけない出典:会津藩校 日新館 什の掟掟のあとに続く言葉はどの什にあっても変わらず、それは “ならぬことはならぬものです” というもの。これらの掟は