「出羽三山」を巡り、よみがえりを祈る神秘の旅へ

「出羽三山」を巡り、よみがえりを祈る神秘の旅へ

山形県のほぼ中央に位置する「羽黒山」「月山」「湯殿山」の「出羽三山」は、山岳信仰の山として知られています。三山はそれぞれに浄土を表し、「羽黒山」の「現世」、「月山」の「前世」、「湯殿山」の「来世」、この三世の浄土を繋ぎ、再生を祈ることに意味を持ちます。三界を経て甦りを果すことを「三関三渡」の旅とも言います。この巡礼を完遂させて、昨日とはちょっと違う自分への生まれ変わりを果す旅に出かけてみませんか?JR羽越本線「鶴岡」駅前から「羽黒山頂」行きのバスで約40分、終点から4つ手前の「隋神門」で下車します。実は、バスにそのまま乗っていますと、バスの行き先が示すように、これから目指す「羽黒山頂」に到着します。そうしますと、途中の五重塔などを見ることが出来なくなってしまいます。一旦、バスで頂上まで上がり、帰路に階段を下って、五重塔を見る、という方法もありますが、今回は、「隋神門」から山頂をめざすコースをご紹介します。「隋神門」をくぐり参道に入ると、ふと、空気が変わるような気がします。ここから内が広大な「出羽三山」の神域です。神域は遠く「月山」を越え、「湯殿山」まで広がっています。この「出羽三山」の表玄関から「継子坂」と呼