佐竹氏20万石の居城には可愛いキャラも!秋田「久保田城」

佐竹氏20万石の居城には可愛いキャラも!秋田「久保田城」

秋田県久保田城は、律令制時代の城柵である「秋田城」と間違えられる事もありますが、江戸時代初期に佐竹氏二十万石に拠って築城された名城です。その縄張り(設計図)や濠や強固な城門をみると、この城を攻め落とすのは容易ではないと感じ取れます。城域内は広く、誰もが気軽に立ち寄れて寛げるスペースやお食事処も充分にあります。秋田といえば竿灯祭り、だけではありません。久保田城は立寄り必須の観光スポットです!久保田城は常陸の国から転封(領地替え)された佐竹氏の名城です。JR秋田駅から駅前の大通りを西の方向に10分弱歩くと、その城郭部分への入り口である秋田県立美術館に着きます。すぐにお城へ入りたくなりますが、美術館の入り口になにやら気になる像があります。これは名君佐竹義宣公が江戸への飛脚として重宝していた「与次郎」です。転封してきた義宣公が新たに城を築こうとした際に、そこを根城にしていた狐たちが新たに住処を与えて欲しいと願ったところ、義宣公が快く承諾したため、お家の役に立とうとした与次郎狐が飛脚となって、通常の半分近い日数の六日間で江戸と秋田の間を往復しました。その功績を称えて城内にはお稲荷様もありますが、ゆるキャラとして与次郎も