天下の名城、宮城県「青葉城」を裏道から登ると思わぬものが!

天下の名城、宮城県「青葉城」を裏道から登ると思わぬものが!

東北に君臨した名君主「伊達政宗公」。生れた年が20年早ければ、天下の覇権争いに名乗りを上げ、秀吉・家康と互角に渡り合ったと云われています。でも己が領地で文化に花咲かせ、幕府にも一目置かれていた政宗の作った城は天下に誇る名城です。その居城「青葉城」には麓からの登城ルートが二つあります。歩き易い表道はさておき、今回は少し険しい裏道から本丸を目指しましょう!青葉城に観光に来られた方は、初めに車で上まで登ってしまい、本丸跡にある政宗公騎馬像を見てから景観を楽しみ、お土産処で何かを買い求めて、次の観光地に向かわれると思います。でも青葉城にはあまり知られていない歴史的遺構がたくさんあります。まず最初に政宗公の胸像を見ていきましょう。これは太平洋戦争で金属供出と言って、全国でも様々な建造物から金属類を飛行機や大砲の砲弾などを作るために、集められたその悲しき傷跡です。この残った胸像が初代政宗公騎馬像と云われています。一旦は供出されましたが、終戦後に塩釜市内で胸像部分だけ発見されました。残念ながら騎馬と下半身は見つかりませんでした。仙台市立博物館の裏に目立たぬようにでもきりりとして、眼光鋭く両眼を見開いたお顔で展示されています