歴史とモダンの融合!山形・湯田川温泉「湯どの庵」これからの時代の癒しの温泉宿

歴史とモダンの融合!山形・湯田川温泉「湯どの庵」これからの時代の癒しの温泉宿

山形県鶴岡市に位置する湯田川温泉は約10軒程の旅館が肩を寄せ合うように集まる小さな温泉地ですが、約1300年の歴史を持ち環境省指定の国民保養温泉地にも選ばれた泉質の良い温泉地として知られています。今回はその中でも、これからの温泉宿の新しい方向性を感じさせる「湯どの庵」を御紹介致します。湯どの庵は中小規模旅館が多い湯田川温泉の中でも威風堂々とした佇まいが目を引く宿です。しかし玄関を開け建物に入ると雰囲気は一変! 墨を塗って仕上げた無垢の床板の黒と塗り壁の白が目を引くシックな雰囲気です。椅子などの家具は洋風ですが中庭には立派な庭園もあり、和と洋が上手く融合した独特の凛とした空気が漂います。こちらの宿は平成13年に大幅にリニューアルしましたが、柱や梁などの建物の構造物は以前のままのものが使用されています。客室棟は鉄筋コンクリート造ですが木造棟と繋がっており、華美な装飾を排したシックな雰囲気をこちらでも演出しています。「日常を離れたくつろぎの空間で優雅な刻を過ごす」…湯どの庵の公式ホームページから引用した言葉ですが、この宿のコンセプトは正にここにあります。湯どの庵ではお客様に思い思いの時間を過ごして貰いたいという信念