山形県
トラベルjp<たびねす>
山形県米沢市にある「姥湯温泉」が発見されたのは480年以上前の天文2年(1533)。なんと室町時代のことになります。その始まりは、宿の祖先で鉱山師だった遠藤大内蔵氏が山中で道に迷った際、老婆に出会い、湯守になることを勧められたことからと伝わっているそうです。その湯は代々受け継がれ、現在の当主は18代目に! この温泉地にある一軒宿が「桝形屋」なのですが、この宿、これまたすごい場所にあるのです。「姥湯温泉 桝形屋」はアクセスが不便なことでも知られる温泉宿です。車で行く場合の最寄りインターチェンジは、東北自動車道・福島飯坂IC。そこから国道13号線を米沢方面へ向かうのですが、福島県と山形県境を越え、JR板谷駅を越えたあたりから途端に道路幅が狭くなります。車幅は車がやっとすれ違える狭さ。さらには、運がよければ(?)猿にも出会えてしまう鬱蒼とした峠道に緊張感が走ります。カーブが続く山道を14km、40分ほど。“切り返し”と呼ばれる難所も越えると、ようやく宿が見えてきます。「そんな峠道を走る運転技術はない!」という方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。宿泊者であれば、JR峠駅までの送迎もあるのです。送迎可能な