元尋常小学校!秋田「金浦温泉 学校の栖」は二宮金次郎像の見守る宿

元尋常小学校!秋田「金浦温泉 学校の栖」は二宮金次郎像の見守る宿

門に書かれた文字は大竹尋常小学校。秋田県にかほ市の、もともと統廃合された小学校跡地に建つちょっと変わり種でレトロな温泉、それが学校の栖(すみか)です。新聞社の社員のための温泉だったり、温泉病院として使われていたりという一風変わった遍歴を経て、現在は旅行者や地元の人が気軽に利用できる温泉宿になりました。ミルキーブルーの硫黄泉と無色透明なラジウム鉱泉の二種類のお湯に入れるのも絶対お得ですよ!鳥海山の麓、海からも近い秋田県にかほ市の里山の風景の中に金浦(このうら)温泉 学校の栖(すみか)は建っています。門のところに「大竹尋常小学校」の文字が見えるでしょうか。実はこの温泉、明治7年から昭和55年まで小学校が建っていた場所なのです。統廃合で廃校になったこの場所を買い取り、温泉施設にしたのは実は地元の新聞社の会長でした。そんなわけで始めは新聞社の社員のために作られた温泉施設でしたが、役目を終えたのちは療養のために温泉を利用した温泉病院となり、現在の経営に移ったのはその後です。今では昭和の雰囲気を残したノスタルジックな温泉宿として誰にでも、宿泊はもちろん気軽な日帰り温泉として利用できるようになりました。館内もレトロな雰囲気