工芸品のデザインとしても

青森の工芸品の中でも、国内外から高い評価を得ているものにブナコがあります。その技術は50年余り前に現在のブナコ漆器製造㈱によって開発されており、ここでは、青森特産としても広く知られているブナの木を1mm程度の薄さにスライスをして、テープ状にカットをしたものを巻き重ね、それを押し出して成形をしていくという独特な手法が用いられています。
特に、スピーカーのエンクロージャーに使用されたことは大きな注目を集めるところとなり、現在においてはグッドデザイン賞を始めとして、イギリスの賞など数々のデザイン賞を受賞しています。

自分だけのオリジナルの製作体験

作品としては、照明カバーやインテリなど多くのアイテムに利用が行われてますが、青森を訪れた観光客などが実際に体験ができるコーナーもあり、ここでは自分だけの作品に仕上げることができるようになっています。
製作体験は通年にわたって行われており、時間としては午前の部と午後の部の2つが設けられています。一回の体験としては1名から6名までが対象として行われているために、申込みをすることで1人でも行うことができるようになっています。

体験内容

プログラムとしては、まず、弘前市まちなか情報センターが集合場所となり、その後、スタッフ同伴のもと、本社工場にて体験をすることになります。体験では直径24cm程度の盛り鉢用巻き板が個人に配布され、器の形状はそれぞれが自由に作るようになります。完成した木地は、その後、3週間程度で他の商品と同様に塗装が施され、送付される内容となっています。