今は抱き合わない?秋田県を代表する紅葉名所「抱返り渓谷」

今は抱き合わない?秋田県を代表する紅葉名所「抱返り渓谷」

抱返り渓谷(秋田県仙北市)は、渓谷沿いの道が非常に狭く、人がすれ違う際に「抱きかかえ合う」ようにして通った事が、名前の由来です。現在の遊歩道は、トンネルや橋もある広くて立派な道で、抱き合う必要もなく快適に紅葉狩り出来ます。秋田県を代表する紅葉名所だけあり、秋の紅葉は猛烈な美しさ。トンネルや橋がアクセントになって、紅葉が一層絶景に感じられます。抱返り渓谷の、素晴らしい紅葉を紹介します!抱返り渓谷を流れる玉川は、その名の通り玉川温泉から続く川。その影響か、川の水が長野県の高瀬渓谷のように「絵の具のような水色」をしている事で知られます。緑の季節も水色との対比と楽しめますが、紅葉の赤や黄色に水色が一番似合います。残念ながら2014年の紅葉時期のように、川の水が水色では無く深緑色になる年もありますが、2015年の紅葉時期は水色の川を期待したいものです。抱返り渓谷は、以前は夏瀬温泉まで遊歩道がありましたが、今は「回顧(みかえり)の滝」まで。その直前にある「誓願寺」が抱返り渓谷のハイライトです。誓願寺と言っても寺は無く、トンネルが修験道の関門を連想させる事から、その名があります。紅葉だけでも絶景なのに、橋とトンネルがある事