いろいろ日本一!温泉王国東北の中でも突出した玉川温泉のパワー

いろいろ日本一!温泉王国東北の中でも突出した玉川温泉のパワー

岩手県と秋田県にまたがるアスピーテ型火山、八幡平。その秋田県側の山麓に、玉川温泉という温泉があります。以前は自炊棟を含む鄙びた作りの宿が一軒あるだけでしたが、現在ではリゾートホテル風の「新玉川温泉」、それに別系列の「ぶなの森玉川温泉湯治館」ができ、合わせて三軒の宿があります。この玉川温泉のものすごい魅力について紹介します。玉川温泉はいろいろな面で日本一です。まず湯量。毎分9,000リットルもの温泉が湧き出しています。これは一箇所の源泉としては日本一の湯量です。9,000リットルと言うと、灯油缶500缶分!1分間にそれだけの量の温泉が昔も今も、365日絶えることなく流れ続けているにもかかわらず、決して枯渇することがないというところに、地球の持つパワーの片鱗が感じられます。それから湯温。玉川温泉の源泉である大噴(おおぶけ)からは、沸騰寸前の98度という超高温の温泉が湧き出しています。この湯温ももちろん日本一です。そして、酸性度。玉川温泉の酸性度はPH1.2というものすごい強酸性です。この強酸性、塩酸が主成分であることによるものです。塩酸って言うと、あの理科の実験で使った、鉄をも溶かす液体ですね。実際、玉川温泉の中