泉質の違う4つの温泉が敷地内に!宮城・鳴子温泉「姥乃湯」で奇跡の湯巡り

泉質の違う4つの温泉が敷地内に!宮城・鳴子温泉「姥乃湯」で奇跡の湯巡り

日本にある10種類の温泉の泉質のうちの8種類が揃い、「泉質のデパート」と呼ばれている宮城県鳴子温泉郷。そんな鳴子を象徴するような一軒が「義経ゆかりの湯 姥乃湯」です。この宿のスゴイのが、異なる泉質の源泉が4種類も敷地内から湧き出していて、それぞれ別の風呂で楽しめること。白濁、茶褐色、無色透明と、湯の色や肌触りも泉質によりさまざまで、何軒も旅館をハシゴしなくても、ひとつの宿で湯巡りができちゃいます。鳴子温泉駅より徒歩約7分。温泉街を抜けて陸羽東線の踏切を渡り、細い坂道を下ると左手に「義経ゆかりの湯 姥乃湯」が見えてきます。玄関脇には、所有する4本の源泉のひとつ、硫黄泉のやぐらが勇ましくそびえています。「義経ゆかりの湯 姥乃湯」の歴史は、鳴子温泉の中でも最も古く、宿名にもあるように、源義経の時代にまでさかのぼります。兄である源頼朝の追っ手を逃れて岩手の平泉を目指していた義経一行。その途中で立ち寄ったのが、現在の姥乃湯のあたりの温泉だったと伝えられています。正室の北の方が産み落とした亀若丸がこの湯につかり、初めて産声を上げたことから、「啼子(なきこ)」と呼ばれるようになり、それが変化して現在の「鳴子温泉」になったそ