温泉のイメージをそのまんま具現化。鳴子温泉「東多賀の湯」

温泉のイメージをそのまんま具現化。鳴子温泉「東多賀の湯」

宮城県にある鳴子温泉は、周辺をのどかな自然に囲まれ、四季折々の味覚と風景を楽しめる温泉地です。温泉に関していうと、鳴子温泉は地域内に9種類もの泉質が存在するバリエーションに富んだ温泉地でもあります。今回はそんな鳴子温泉のなかでも、誰もが思い浮かぶ温泉のイメージを具現化したような、風情溢れる温泉宿「東多賀の湯」をご紹介します。「東多賀の湯」のすぐ向かいには道路を挟んで江合川が流れ、さらにその先には岩渕山がそびえます。食事にはこの環境で育った山菜がふんだんに使われ、目だけでなく、舌でも山の季節を感じることができます。そんな自然に恵まれた鳴子温泉は、湯治場由来の温泉地。そこで営業を続ける東多賀の湯は、部屋数8室、1泊2食付きのプランに加え、長期滞在向けの自炊プランが用意されています。いまどき湯治という宿泊形態を選ぶ人がいるのか、疑問に思う方もいるかもしれません。しかし、ここ東多賀の湯は、アトピー性皮膚炎のかたがかゆみの緩和や傷の治癒を期待して長期間滞在する方がたくさんいらっしゃいます。受付を済ませて奥に進むと、浴室のある棟をつなぐ廊下が引き戸で仕切られており、そこには温泉の力強さを感じさせる注意書きが貼られています