屋久島にも負けない太古の神秘が山形に!戸沢村「幻想の森」

屋久島にも負けない太古の神秘が山形に!戸沢村「幻想の森」

山形県の母なる川・最上川。なかでもその中流にあたる「最上峡」は、美しい景勝地として、また松尾芭蕉の『奥の細道』の舞台として知られています。そんな最上峡の奥深くに「幻想の森」と呼ばれる森があることをご存知でしょうか?有名CMや話題の映画のロケ地にもなったこの神秘の森は、地元の人でもあまり行かないというまさに秘境。樹齢数百年という老木たちが、訪れる人を穏やかに迎えてくれる太古ロマン溢れる地なのです。最上峡「幻想の森」を紹介するのに欠かせない「最上川」について、まずはご説明しましょう。最上川の源となるのは山形県南部の米沢市、福島県との県境に近い吾妻山です。最上川はそこから県内を北に北に流れ、県北部の新庄市で西に大きく流れを変えて広大な庄内平野を進み、酒田で日本海に注ぎます。日本三大急流のひとつにも数えられるこの川は、山形県の美味しいお米や果物を育む、まさに”母なる川”なのです。写真は、最上川が大きく流れを変える新庄市本合海(もとあいかい)地区の風景。酒田の河口まで60kmほどの地点で、滔々とした雄大な流れを楽しむことが出来ます。ここから最上川は、庄内町の狩川付近までの26knほどを国道47号線と並行するように流れ、