山形県
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山形県の北東部に位置する最上地方は巨樹の宝庫。北に鳥海山から西へ続く山脈、南に出羽三山に囲まれ、総面積の8割を占める森林の中には、日本最大級の巨樹たちが生きています。そんな最上地方で一度に多くの巨樹と出合える「幻想の森」をご紹介。異形の巨樹が集う森には、夢の中か、おとぎ話の中か、幻想の世界が広がっています。幻想の森は最上地方の中央部に位置する戸沢村(山形県最上郡戸沢村)にあります。戸沢村は中央を東西に最上川が流れ、山林が村域の約8割を占めた山里で、古くは内陸の最上地方と日本海に面した庄内地方を結ぶ水運の要でした。現在の最上川では、美しい最上峡を舟上からのんびりと鑑賞できる舟下りを楽しめます。幻想の森は最上峡沿いの南にある山間部、土湯杉または山ノ内杉と呼ばれる杉の群生地。土湯杉の多くは、単幹で真直ぐの杉とは異なり、幹や枝が曲がった樹形をしています。具体的には、幹が根元や中腹で複数に分かれ、枝(または幹自体も)は横に伸びてから曲がって上を目指すL字やU字型のもの。そんな異形の巨樹が群生する森には、夢の中か、おとぎ話の中か、まさしく幻想の世界が広がっているのです。アクセスには、最上川沿いの国道47号線から分岐する林