宮城県
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有備館は、江戸時代に岩出山伊達家の家臣子弟の学問所となった建物で、伊達家当主が時折講義に臨むための場所であった「御改所」(主屋)とその付属屋が、現在までその姿を伝えています。有備館の建物(主屋)は、2代宗敏の隠居所として延宝5年(1677)頃に建てられたとする説が有力です。その後、下屋敷・隠居所・学問所として使用された。庭園は正徳5年(1715)頃、4代村泰の時代に整備されたと伝えられています。仙台藩茶道頭、石州流3代清水道竿の作庭で岩出山城本丸の断崖を借景として池中に島を配した廻遊式池泉庭園で、中には300年以上の樹木があり四季を通じた緑や花等で庭の変化を楽しむことができる。