弥治郎こけし

弥治郎こけし

弥治郎こけしは、白石市福岡弥治郎を中心に発達した系統。頭部にはロクロによる二重、三重の輪が描かれ、あたかもベレー帽をかぶったように見えるのが特徴で、額の中央に描かれた半月系の色飾りや幅広のロクロ線による胴模様など色との組み合わせによってモダンな調和を見せるものがある。 白石市弥治郎こけし村では、弥治郎系こけしの成り立ち・歴史を一堂に展示している他、三つの工房に毎日工人が詰めて、こけしの製作風景を見せてくれる。