今泉祇園ばやし

今泉祇園ばやし

今泉祇園囃子は祇園社(永泉寺境内社)の祭典行列の際に行われます。文政11年(1828年)、大阪で神輿を買い求めた際、睦合までの長い道中の所々で覚えた歌に、幕末期から明治初期のはやり唄を取り込み、神輿行列に続いて奉納したのが始まりとされます。囃子方は浴衣にたすきをかけ、手ぬぐいのほうかむりの上に編み笠をかぶり、下駄履きで三味線、大太鼓、横笛、手ぴら鉦を持ちます。振袖に白足袋姿の小学生の女子がポックリを履き、手ぬぐいと扇を持ち、囃子にあわせて踊り手となります。